こんな家主は嫌われる「賃貸仲介業者の目線」5選!

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自分では普通に接しているつもりなのに、何故か仲介業者に塩対応されることはないですか?
ここでは賃貸仲介業者の立場から嫌われやすい家主の言動をみてみましょう。

入居審査の基準が一定ではない

仲介業者が部屋付けをする際、物件を複数件案内することはご存じですか?賃貸物件を借りたことがある人はもちろん知っていると思いますが、その際に案内する順番にもルールがあります。業界用語では、「あて物(あてぶつ)」「中物(ナカブツ)」「決め物(キメブツ)」と言われています。一流の営業マンほどお客様が来店されて、3~40分のコミュニケーションで決め物Aを見極め、Aを際立たせるための中物Bと相場を理解してもらうためのあて物Cを準備して案内に向かいます。
内覧に出発した時点でAに決めてもらうためのトークは始まっており、「全集中」しているところです。順調に内覧を終えて最後にAの物件を案内中に「この物件に住みたいです」と言ってもらえれば営業冥利に尽きるというものですが、店舗に戻り入居申込書を記入していただき、FAXやMailで申込書を送信した後ですべての努力を台無しにする一言を投げかける人がいます。
「なんかこの人は私の物件には合わないんじゃないかな?」「せっかくですが今回は見合わせておきます」
お客様によって属性はそれぞれなので、もちろん家主の希望通りの属性の借主ではないことの方が多いかもしれません。審査の最終決定権は家主にありますので、仲介業者は従わざるを得ませんが、どうしても受け入れられない借主の属性があるのならば、媒介を依頼する際に必ず担当者に伝えましょう。必死に提案した仲介業者も、案内をされた入居希望者もいい迷惑です。この営業マンがこの家主の物件を案内することは2度とないでしょう。

まともに修繕をしない

入居前にあまりリフォームをせずに貸し出すのは家主の勝手ですが、入居はして欲しいので見た目だけはよくするくせに、パッキンなどの目につきづらい部分は確認もせず、入居して1か月も経っていないのに「消耗品は入居者負担でお願いします」と平気で言う人や、設備であるエアコンのリモコンの電池が入居時から切れていたり、キッチンの手元灯や浴室やトイレの電球も同類です。
いくら契約書に「消耗品は入居者負担」と明記されていたとしても、状況やタイミングそして一番大事な人の気持ちを理解できていない家主は嫌われます。

退去の時にガイドライン以上に請求

入居中にクロスに傷をつけてしまったり、目を離したすきに子供が落書きをしてしまったりと、通常の使用以外の損耗が発生した場合どうしていますか?まさか退去時にクロス張替え費用の全額を請求していませんよね?
原状回復には国土交通省のガイドラインが存在し、カーペットやクロスなどは6年で残存価値が1円になるように設定されておりそれ以上の請求はしないように注意喚起されております。
これを無視して請求することは、情報弱者である入居者からの搾取ととらえられても仕方ありません。

国土交通省のガイドラインはこちら
https://www.mlit.go.jp/common/000991391.pdf

自分の物件を好きすぎる

実際にあった話ですが、分譲マンションを購入して住んでいたところ、ご主人の転勤によりやむを得ずマンションを賃貸することになったが、愛着がわきすぎて月に一度くらいマンションの自室を共用部から確認し、「あんな使い方をされては困る」「こんな使い方では部屋がかわいそう」などクレーマーのような言いがかりをつけられる方がじっさいにいらっしゃいました。

人として接することができない

賃貸仲介の集客で一番重要なことは、インターネットでもなく雑誌でもなく過去のお客様の紹介です。一人のお客様に全力で対応することで、CIS(顧客感動満足)を高め知人・友人に不動産会社をそして担当してくれた営業マンを紹介するのです。
入居者からは家主の存在は身近ではありません。入居後の部屋に不具合があった場合、入居者が連絡する先は高確率で担当の営業マンであり家主ではありません。紹介の多い営業マンはすぐに家主に連絡をしますが、そこで家主がお金のことしか考えず人間味のある対応をしなければ入居者との信頼関係が失われるだけでなく、部屋付けしてくれた担当営業マンとの信頼関係も失うことになります。
マンションでもアパートでも貸家でも、物件には必ず人が住みます。投資用=お金儲けで購入されたのかもしれませんが、賃貸契約には相手がいます。「自分はお金を儲けて良い家に住み、自分が貸した部屋は自分の思い通りに使いなさい」は通用しないですよ!